ボーイングの「スターライナー」、無人で地球に帰還

AI要約

米ボーイングの宇宙船「スターライナー」が技術的な問題で遅れていた試験飛行を終え、乗組員なしで地球に帰還した。

スターライナーはISSから分離され、約6時間かけてニューメキシコ州ホワイトサンズに着陸した。

宇宙飛行士のISS滞在を延長し、スターライナーが2025年に帰還するまで2人はISSにとどまることになった。

(ブルームバーグ): 米ボーイングの宇宙船「スターライナー」は、技術的な問題で遅れていた試験飛行を終えて乗組員なしで地球に帰還した。

スターライナーは米東部時間6日午後6時4分(日本時間7日午前7時4分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離され、約6時間かけてニューメキシコ州ホワイトサンズに着陸した。

米航空宇宙局(NASA)はスターライナーの一連の技術的問題を踏まえ、宇宙飛行士スニタ・ウィリアムズ氏とバリー・ウィルモア氏のISS滞在を大幅に延長したことから、今回のミッションは国際的な注目を集めていた。

当初は約1週間後にスターライナーで帰還する予定だった2人は、イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXの宇宙船が帰還する2025年初頭まで、ISSにとどまる。

原題:Boeing Starliner Spacecraft Returns to Earth With No One Onboard(抜粋)

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