「走りを追求しない車」シャープ、EV事業に参入方針

AI要約

シャープがEV=電気自動車の事業に参入し、自家用車を「もう一つの部屋」として活用するコンセプトカー「LDK+」を発表。

車内では後部座席が回転し、リアウインドーが液晶ディスプレーに変化。映画やゲーム、リモートワークにも活用可能。

ソーラーパネルと蓄電池搭載で災害時の電源としても利用可能。シャープが培った技術を集約し、「走り」にこだわらないEVを目指す。

シャープがEV=電気自動車の事業に参入する方針を発表しました。老舗家電メーカーが培ってきた技術やアイデアを結集したクルマ、そのコンセプトは「走りを追求しない車」です。

シャープが初公開したコンセプトカーの名称は「LDK+」。住宅の間取りを表すリビング・ダイニング・キッチンの略称から名づけました。自家用車はガレージなどに駐車している時間が長いことに着目し、走っていない時の車を「もう一つの部屋」として活用することを提案しています。

後部座席が後ろ向きに回転、リアウインドーが大型の液晶ディスプレーに早変わり。映画やゲームを楽しんだり、リモートワークなどにも活用できます。また、ソーラーパネルと蓄電池も搭載し、災害時には電源として利用することも可能です。

今回発表したコンセプトカーは、シャープがこれまで培ってきた技術を最大限に詰め込んだもので、実用化の際には機能を取捨選択し、「走り」にはこだわらない、シャープならではのEVを目指すとしています。