〔東京株式〕下げ幅拡大=米雇用統計にらみ(5日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は後場に入り徐々に下げ幅を拡大。値がさ株や半導体関連株の下落が主導し、TOPIXもマイナス圏に沈む状況。市場関係者は米雇用統計を控え、買い向かう材料がないと指摘。

午後の取引で日経平均株価は軟調な展開が続く。半導体株などの値がさが下落を引き続き主導している。

前引けでは、円高を嫌気して半導体株が売られ一時600円超まで下落。しかし、買い戻しで下落幅を縮小しTOPIXは反発。業種別株価指数は医薬品などが下落し、ゴム製品などが上昇。

 (13時40分)日経平均株価は後場に入り徐々に下げ幅を拡大。前日比600円超値を下げ、きょうの安値付近で推移している。ファーストリテ <9983> や半導体関連株など値がさ株が下げを主導している。一時プラス圏を維持していた東証株価指数(TOPIX)もマイナス圏に沈んでいる。市場関係者は「米雇用統計を控え、東京市場で買い向かう材料がない」(大手証券)と指摘。雇用統計の悪化を懸念した売り圧力が先行しているとの見方を示した。

 (後場寄り)午後の日経平均株価の取引は、前日比163円78銭安の3万6883円83銭で始まった。前場の流れを引き継ぎ、値がさの半導体株などの下落で日経平均は軟調な展開が続いている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価の取引は、前日比130円17銭安の3万6917円44銭と続落して終了した。円高を嫌気して半導体株を中心に売りが先行し一時600円超まで下落。しかし、前日の反動で買い戻しが入り下落幅を縮小した。東証株価指数(TOPIX)は、10.34ポイント高の2643.83と反発した。

 19%の銘柄が値下がりし、79%が値上がりした。出来高は7億7488万株、売買代金は2兆0670億円。

 業種別株価指数(33業種)は、医薬品、小売業、保険業などが下落。ゴム製品、倉庫・運輸関連業、証券・商品先物取引業などが上昇した。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高は2億3061万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに上昇。

 (10時2分)日経平均株価は、寄り付き直後に一時前日比600円超まで下落したものの、前日に大幅下落した反動などで下げ幅を縮小している。東証プライム市場では、値上がり銘柄が約7割と買いが優勢となり、東証株価指数(TOPIX)はプラス転換し前日終値近辺で推移している。

 (寄り付き)午前の日経平均株価の取引は、前日比511円36銭安の3万6536円25銭と続落して始まった。米金利低下による円高を嫌気して、幅広い銘柄に売りが広がっている。