〔ロンドン外為〕円上昇、145円台前半(4日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場では、米景気の先行き懸念からリスク回避の円買い・ドル売りが進み、円相場が1ドル=145円台前半に上昇。

8月のISM米製造業PMIが低調だったことから、市場では安全資産としての円を買う動きが強まり、円高・ドル安の展開が続いた。

他通貨に対しても円高・ユーロ安の動きが見られ、ポンドやスイス・フランの相場もそれぞれの水準で推移した。

 【ロンドン時事】4日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米景気の先行き懸念からリスク回避の円買い・ドル売りが進み、1ドル=145円台前半に上昇した。正午現在は145円02~12銭と、前日午後4時(145円52~62銭)比50銭の円高・ドル安。

 前日発表された8月のISM米製造業購買担当者景況指数(PMI)がさえない内容となり、米景気の先行きに悲観的な見方が台頭。市場では安全資産としての円を買う動きが優勢となり、ロンドン時間の朝方は144円80銭台で推移した。その後、時間外取引で米長期金利が持ち直したことで円はやや軟化したものの、正午にかけて下値の堅い展開が続いた。

 対ユーロは1ユーロ=160円30~40銭(前日午後4時は160円70~80銭)と、40銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1048~1058ドル(同1.1037~1047ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.3108~3118ドル(同1.3089~3099ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8493~8503フラン(同0.8493~8503フラン)。