英アビバが税務当局と「積極的に協議」、印子会社脱税容疑で
英保険会社アビバのインド子会社が脱税疑惑に巻き込まれ、地元税務当局と協議中であることが明らかになった。
虚偽の請求書や秘密裏の現金支払いが行われていたことが判明し、業界全体に広がる問題であることが示唆された。
インド税務当局はアビバ子会社を含む保険会社10社以上による総額6億1000万ドルの脱税容疑の事件を調査している。
Aditya Kalra
[ニューデリー 31日 ロイター] - 英保険会社アビバは31日、インド子会社に計520万ドルの脱税疑惑がかかっている事件で本社広報担当者が声明を発表し、地元税務当局と「積極的に協議している」と明らかにした。
この問題はロイターが30日に報じていた。
インド税務当局がアビバ子会社を調査し、2017年から23年までの間、保険代理店に規制を上回る手数料を支払い、その際に虚偽の請求書発行や秘密裏の現金支払いがあったことを突き止めた。
こうした虚偽の請求書発行などについてアビバ本社広報担当者は声明で「業界で広範囲に起きている問題」と述べた。
インド税務当局は現在、保険会社10社超による総額6億1000万ドルの脱税容疑の事件を調べており、アビバ子会社の事件はその一環。