中国国有銀行がドル買い、急速な人民元高を抑制=関係筋
中国国有銀行が人民元の上昇を抑えるためにドル買いを実施した。
人民元は8カ月ぶりの高値をつけ、年初来の下げを帳消しにした。
国有銀行は通常は中国人民銀行に代わって売買を行うが、独自で取引も可能。
[上海/北京 30日 ロイター] - 複数の関係筋によると、人民元の上昇を抑えるため、大手中国国有銀行が30日に国内外為市場でドル買いを実施した。
人民元はこの日、1ドル=7.0895元と8カ月ぶりの高値をつけ、年初来の下げを帳消しにした。0625GMT(日本時間午後3時25分)時点で元は7.0936元で推移している。
国有銀行は、中国人民銀行(中央銀行)に代わって市場で売買することが多いが、独自に取引することもできる。