〔NY外為〕円、144円台後半(28日朝)

AI要約

米ドルが買い戻され、円相場は144円台後半に下落。

市場は利下げ開始をにらみ、焦点は金融緩和の幅やペースに。

米半導体大手エヌビディアの四半期決算も注目。

 【ニューヨーク時事】28日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の持ち直しを背景にドルの買い戻しが優勢となり、円相場は1ドル=144円台後半に下落している。午前9時現在は144円70~80銭と、前日午後5時(143円92銭~144円02銭)比78銭の円安・ドル高。

 9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始をにらみ、主要通貨に対してドルを売る動きが一服。焦点が金融緩和の幅やペースに移る中、市場は主要なインフレ指標である7月の個人消費支出(PCE)物価指数(30日発表)に注目している。また、28日夕方には、株高をけん引してきた米半導体大手エヌビディアが四半期決算を発表する。このところ、ドルは株価の動向に敏感に反応する傾向にあり、同社の業績が相場に響く可能性もある。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1110~1120ドル(前日午後5時は1.1179~1189ドル)、対円では同160円80~90銭(同160円96銭~161円06銭)と、16銭の円高・ユーロ安。