車内はまるでプライベートジェット!? メルセデス・ベンツ新型「スプリンター」ベースの“走る応接室”「ファーストクラス」登場

AI要約

新型スプリンターは、ディーゼルモデルとEVの「eスプリンター」を用意しており、さまざまなバッテリーサイズや駆動方式を選択することが可能です。

キャラバンサロン2024では、多くのキャンピングカーメーカーから新型スプリンターベースのモデルが展示される予定です。

特に注目されるのは、英国のメーカー「クライヴ・サットン」が手がけた新型「サットン・ファーストクラス」で、ファーストクラスの航空機に匹敵する豪華な機能が備わっています。

車内はまるでプライベートジェット!?  メルセデス・ベンツ新型「スプリンター」ベースの“走る応接室”「ファーストクラス」登場

 独メルセデス・バンは、2024年8月31日から9月8日までドイツ・デュッセルドルフで開催されるキャンピングカーの祭典「キャラバンサロン2024」に、新型商用バン「スプリンター」ベースのキャンピングカーが多数出展されると発表しました。

 新型スプリンターは、2024年1月にフルモデルチェンジされたメルセデス・ベンツの商用バンです。

 ディーゼルモデルとEVの「eスプリンター」を用意。2リッターディーゼルエンジン「OM654」は、84kW、110kW、125kW、140kWの4つの出力から選べ、9速ATまたは6速MTと組み合わされます。eスプリンターも56kWh、81kWh、113kWhと3種類のバッテリーサイズを用意、航続距離に合わせて選択することが可能となっています。

 ボディサイズもさまざまに用意。パネルバンからシャシ、トラクションヘッドまで多様です。さらに駆動方式も後輪駆動、前輪駆動、全輪駆動と、用途によってオンロードもオフロードでも活躍するモデルで、歴代モデルはほぼ30年にわたり、キャンピングカーの理想的なベース車両とされてきました。

 今回のキャラバンサロン2024でも、数多くのキャンピングカーメーカーから、新型スプリンターベースのモデルが出展されます。

 なかでも注目は、英国ロンドンを拠点とするメーカー「クライヴ・サットン(Clive Sutton)」が手がけた新型スプリンターベースの新型「サットン・ファーストクラス」です。

 革張りの7人シートを用意するこの新しいモデルは、ファーストクラスの航空機に匹敵するハイテクで超豪華な機能が満載です。

 室内には43インチ4Kスクリーン2台、サラウンドサウンドシネマオーディオシステムなどが備わっています。またドリンク用冷蔵庫2台、Wi-Fi、パノラマルーフを搭載。座席はカスタムレザーで覆われ、完全電動のレッグレスト、リクライニング、スライド機能、暖房と冷房、マッサージ、ランバーサポートを備えています。

 巨大な後部座席ラウンジには電子制御の仕切りがあり、コンパートメントと前部キャビンを分離して、会議、くつろぎ、娯楽のためのプライバシーを確​​保しています。

 サットン・ファーストクラス スプリンターの室内の広さは、ロールスロイス、マイバッハ、レンジローバーなどのロングホイールベースのクルマさえも凌駕します。乗車定員が7名であっても、十分な荷室を用意しているのも特徴です。

 車両価格は税別で23万ポンド(日本円で約4400万円)とのことです。