NTT、世界初の“低遅延通信”公開 東京~台湾間で“同時合唱”も
NTTが最新の通信技術「IOWN APN」を公開し、日本と台湾の間で低遅延の映像や音の送信が可能になった。
東京と台湾の桃園市にいる人々が、3000キロ離れた状況でもほぼ同時に合唱ができるようになった。
NTTは今後、IOWNの展開を世界中で進め、まずは日本と台湾を中心にサービス提供を行う予定。
日本と海外との間でも、従来よりも少ない遅延で映像や音を送ることができる、最新の技術が公開されました。
東京にいる人と、およそ3000キロ離れた台湾・桃園市にいる人たちによる合唱です。
通信に遅延が少ないため、ほとんどズレることがなく合唱ができるということです。
「IOWN APN」と呼ばれる最新の通信技術で、光を中心とした技術が活用され、低遅延で映像や音をつなぐことができます。NTTは今回、世界で初めて国際回線が開通したと発表しました。
NTT 島田明社長
「他の様々な国でもIOWN(アイオン)の展開を進めて参りたい」
NTTは、まずは日本と台湾に拠点を置く企業を中心に、サービスを提供していきたいとしています。