スバル、北海道・美深テストコースにローカル5G設備を導入 協調型自動運転の実証開始

AI要約

スバルはローカル5G設備を導入し、美深試験場で協調型自動運転の実証を始めた。

国内自動車メーカー初の取り組みで、7基の基地局を配備して遠隔制御が可能に。

ノキアソリューションズ&ネットワークスのシステムを使用し、7月から本格的な実証を開始。

スバル、北海道・美深テストコースにローカル5G設備を導入 協調型自動運転の実証開始

 スバルは28日、スバル研究実験センター美深試験場(北海道美深町)にローカル5G(第5世代移動通信システム)設備を導入し、協調型自動運転の実証を始めたと発表した。ローカル5Gの設備をテストコースに導入したのは国内自動車メーカーで初めて。自動運転技術の開発に役立てる。

 サブ6帯(6㌐㌹以下の周波数帯)に対応するスタンドアローン方式のローカル5G設備として7基の基地局を配備し、周回コース全域で協調型自動運転の遠隔制御を可能とした。設備はノキアソリューションズ&ネットワークスの「ノキア・デジタル・オートメーション・クラウド(NDAC)」のシステムで構成する。4月に動作検証を行い、7月から本格的に遠隔で自動運転車の速度や舵角を指示するなどの実証を始めた。