米HP、通期利益見通し引き下げ 軟調なPC市場と競争激化で

AI要約

米パソコン大手HPは需要不安や価格競争の影響で通期利益見通しを下方修正し、第4四半期の利益見通しも市場予想を下回る結果となった。

株価は時間外取引で3.7%下落し、HPは2024会計年度の調整後1株利益見通しを縮小させた。

売上高は増加し、自社株買いを100億ドルに拡大する方針。

米HP、通期利益見通し引き下げ 軟調なPC市場と競争激化で

Juby Babu

[28日 ロイター] - 米パソコン大手HPは28日、通期利益見通しを下方修正した。第4・四半期(8─10月)利益見通しも市場予想を下回った。パソコン(PC)市場の不安定な需要や価格競争が背景。

株価は引け後の時間外取引で3.7%下落した。

同社は2024会計年度の調整後1株利益見通しのレンジを3.35─3.45ドルとし、従来の3.30─3.60ドルから縮小させた。

LSEGのデータによると、アナリストの予想平均は3.45ドル。

HPは第4・四半期の調整後1株利益が0.89─0.99ドルになると予想。中間値はアナリスト予想の0.95ドルを下回った。

第3・四半期の売上高は前年同期比2.4%増の135億2000万ドルで、アナリストの予想平均(133億8000万ドル)を上回った。9四半期ぶりに増収となった。

同社はまた、自社株買いを100億ドルに拡大した。