山梨県内でワイン仕込み始まる 「少雨でブドウの糖度高く、いいビンテージに」

AI要約

山梨県内で今年のブドウ収穫によるワインの仕込みが始まった。

シャトー・メルシャン勝沼ワイナリーや登美の丘ワイナリーでの収穫始め式が行われ、作業が始まった。

今年のブドウは例年よりも糖度が高く、いいビンテージの予感がある。

山梨県内でワイン仕込み始まる 「少雨でブドウの糖度高く、いいビンテージに」

今年収穫されたブドウを使ったワインの仕込みが山梨県内で始まっている。28日には甲州市勝沼町のシャトー・メルシャン勝沼ワイナリーが仕込みを始めたほか、サントリーホールディングスが甲斐市の「登美の丘ワイナリー」で収穫始め式を行った。

シャトー・メルシャン勝沼では、作業の安全とワインのよい出来を祈念する神事のあと、仕込みを始めた。甲府市内で収穫されたブドウ品種「甲州」を選別し、実を潰し、果汁をタンクに送り込むと、甘酸っぱい香りが広がった。この日は約4トンのブドウで4年後に発売するスパークリングワインを仕込んだ。

小林弘憲ゼネラル・マネージャーは「今年は梅雨明け以降、雨量が例年の半分程度だったため、ブドウの糖度も高く、いいビンテージになることが期待できる」と話す。

県内ではこれから約2カ月はブドウの摘み取りや仕込みで農家やワイン関係者は忙しい時期を迎える。