アポロとブラックロック、Eコマース合併の資金支援で交渉-関係者

AI要約

米投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントとブラックロックが、電子商取引(eコマース)の人気ブランドを買収するアマゾン・アグリゲーター2社の合併を支援するため、新規のデットファイナンスに向けて交渉中。

ブランデッドが新会社を設立し、ビクトリー・パーク・キャピタルからの新規借り入れも含めた買収交渉を行っている。新会社の企業価値は10億ドル余りと見積もられている。

電子商取引市場でブームの中、アマゾン・アグリゲーターの再編が進んでおり、アポロやブラックロックがその動きを支援している。

アポロとブラックロック、Eコマース合併の資金支援で交渉-関係者

(ブルームバーグ): 米投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントとブラックロックは、電子商取引(eコマース)の人気ブランドを買収するいわゆる「アマゾン・アグリゲーター」2社の合併を支援するため、新規のデットファイナンスに向けて交渉を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

仏パリを拠点とするブランデッドは、新たに設立する会社の株式5億2100万ドル(約750億円)相当と引き換えに米サンフランシスコ拠点のヘイデイを買収する方向で交渉している。部外秘の交渉内容だとして、匿名を条件に関係者が語った。新会社となるエソールの企業価値は10億ドル余りと評価される可能性があるという。

関係者によれば、同買収案件には、ブラックロックやアポロに加え、アポロ支援のビクトリー・パーク・キャピタルからの未確定の新規借り入れが含まれる。

ブラックロックはコメントを控え、アポロはすぐにコメントしなかった。

アマゾン・ドット・コムなどで販売されるブランドを買収して商品を直接消費者に提供する電子商取引市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下でブームになり、数十億ドル規模の資金調達もあった。ブームが下火となる中で、同業の間では再編が進んでいる。

原題:Apollo, BlackRock in Talks to Help Two Amazon Aggregators Merge(抜粋)

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