カナダ貨物鉄道2社の運行停止、労使関係局が業務復帰命令

AI要約

カナダ貨物鉄道大手のCNとCPKCの運行停止問題に関する労使交渉の決裂を受けた業務復帰命令。

CNとCPKCが労働組合を締め出す「ロックアウト」を実施し、運行が停止した経緯。

チームスターズはCIRBの命令に不満を示し、労働者の権利損失を主張して連邦裁判所に上訴する意向。

カナダ貨物鉄道2社の運行停止、労使関係局が業務復帰命令

Allison Lampert

[モントリオール 24日 ロイター] - カナダ貨物鉄道大手のカナディアン・ナショナル鉄道(CN)とカナディアン・パシフィック・カンザスシティー鉄道(CPKC)の運行停止問題を巡り、カナダ労使関係局(CIRB)は24日、業務復帰命令を出した。

CNとCPKCは労使交渉の決裂を受け労働組合チームスターズに所属する9000人以上を職場から締め出す「ロックアウト」に着手し、運行が停止した。

カナダ政府は運行停止を解消するため介入に乗り出し、CIRBに対し、近く業務復帰命令を出すよう要請するとしていた。

チームスターズは声明で、CIRBの命令によって労働者の権利が著しく損なわれたとし、連邦裁判所に上訴すると明らかにした。

マッキノン労働相はXへの投稿で、鉄道会社と従業員は準備が整い次第業務を再開するとの見通しを示した。

国土面積が世界で2番目に大きいカナダはあらゆる商品の輸送を鉄道に頼っている。