ECB、9月会合に向けオープンマインドを保つことを約束-議事要旨

AI要約

欧州中央銀行(ECB)当局者らは9月が金利スタンスを見直す適切なタイミングだと判断したが、インフレ見通しに残るリスクを考慮し、オープンマインドを保つことを約束した。

投資家はECBが9月に、6月に続く追加利下げに踏み切ると見込んでいる。夏期に発表されたインフレと生産性の指標は期待外れだったが、賃金を示す重要な指標は4-6月(第2四半期)の上昇鈍化を示し、消費者物価の伸びも今月は緩やかになると予想されている。

政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、欧州の成長見通しに対するリスクが高まっていることから、9月会合での利下げの根拠は強まったとの考えを示した。

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)当局者らは9月が金利スタンスを見直す適切なタイミングだと判断したが、インフレ見通しに残るリスクを考慮し、オープンマインドを保つことを約束した。

22日に公表された7月17、18両日の政策委員会の議事要旨は「9月の会合は金融政策による景気抑制の度合いを再評価する良いタイミングだと広く見なされた」とした上で、「この会合にはオープンマインドで臨むべきであり、これはデータ依存というのが特定の単一データを過度に重視することと同義ではないことを意味する」と強調した。

投資家はECBが9月に、6月に続く追加利下げに踏み切ると見込んでいる。夏期に発表されたインフレと生産性の指標は期待外れだったが、賃金を示す重要な指標は4-6月(第2四半期)の上昇鈍化を示し、消費者物価の伸びも今月は緩やかになると予想されている。

政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、欧州の成長見通しに対するリスクが高まっていることから、9月会合での利下げの根拠は強まったとの考えを示した。

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原題:ECB Officials Vowed to Keep Open Mind for September Meeting(抜粋)

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