〔NY外為〕円、146円近辺(22日朝)

AI要約

米長期金利の下げ止まりを受けて円相場が軟化し、1ドル=146円近辺で推移している。

海外市場では円売り・ドル買いの流れが強まり、米労働省の新規失業保険申請の増加や米S&PグローバルのPMI速報値発表が注目されている。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1135~1.1145ドル、対円では162円55~65銭で推移している。

 【ニューヨーク時事】22日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米長期金利の下げ一服を背景に軟化し、1ドル=146円近辺で推移している。午前9時現在は145円90銭~146円00銭と、前日午後5時(145円20~30銭)比70銭の円安・ドル高。

 前日は、米雇用統計の年次改定で、今年3月時点の非農業部門就業者数が81万8000人下方修正されたほか、7月末開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から9月利下げ開始が適切とする当局者らの見解が確認された。ただ、この日の海外市場では米長期金利の下げ止まりを背景に円売り・ドル買いの流れが強まり、ニューヨーク市場は146円近辺で取引を開始した。

 米労働省が朝方発表した17日までの週の新規失業保険申請は23万2000件と、3週ぶりに増加。市場予想(23万件=ロイター通信調べ)に近い水準だった。この後は、米S&Pグローバルが8月の米製造業およびサービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値の発表を予定している。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1135~1145ドル(前日午後5時は1.1144~1154ドル)、対円では同162円55~65銭(同161円96銭~162円06銭)と、59銭の円安・ユーロ高。