【川崎重工】大型貨物船などのエンジン673台で“検査データ改ざん”が発覚 国交省が立ち入り調査

AI要約

川崎重工が船舶用エンジンの燃費データを不正に改ざんしていたことが発覚し、国交省が立ち入り調査を行っている。

調査によると、2000年以降製造されたほぼ全てのエンジンに改ざんが行われていたことが明らかになった。

国交省は再発防止策の策定と報告を指示しており、調査が進行中である。

【川崎重工】大型貨物船などのエンジン673台で“検査データ改ざん”が発覚 国交省が立ち入り調査

 船舶用エンジンの燃費データを不正に改ざんしていた川崎重工に国交省が立ち入り調査です。

 国土交通省の立ち入り調査が入ったのは、船舶用のエンジンを製造している川崎重工業の神戸工場です。

 川崎重工によりますと2000年以降、国内や海外向けに製造された、大型貨物船やタンカーのほぼ全てのエンジン673台で、検査データの改ざんが発覚したということです。エンジン組み立て後に行われる試運転で、実際に測定された燃費データとは異なる数値を記載していました。

 8月22日の立ち入り調査で国交省は、試運転の担当者への聞き取りやどのような器材を使って試験をしていたかなどを確認するということです。

 国交省は川崎重工に対して、再発防止策を策定し9月末までに報告するよう指示しています。