国交省が川崎重工業の神戸市の工場に立ち入り調査 船舶用エンジンの燃料消費率に関するデータを20年以上改ざん
川崎重工業が船舶用エンジンの燃費データを20年以上改ざんしていた問題を国土交通省が調査。
673台のエンジンのデータが改ざんされ、窒素酸化物の放出量に影響がある可能性。
国交省が神戸市の工場を立ち入り調査し、関係者から実態を聴取。
川崎重工業が、船舶用エンジンの燃費に関するデータを20年以上改ざんしていた問題で、国土交通省は22日、兵庫・神戸市の工場を立ち入り調査しました。
川崎重工業が2000年以降に製造した船舶用エンジン674台のうち、ほぼ全ての673台で、燃料消費率に関するデータの改ざんが行われていました。
データのばらつきを抑えるために検査装置を操作するなど、20年以上不正な書き換えが行われ、窒素酸化物の放出量に影響がある可能性があります。
国交省は午前10時ごろから神戸市の工場を立ち入り調査し、関係者から話を聴くなどして実態解明を進める方針です。