仏LVMH傘下の化粧品小売りセフォラ、中国で人員3%削減

AI要約

フランスの高級ブランド大手LVMH傘下の化粧品小売り企業セフォラが中国で人員削減を行うことを発表。削減の対象は従業員数の3%未満で、約120人の従業員が影響を受ける見込み。

中国の不況で消費者が化粧品への支出を控え、大手化粧品会社は売り上げの低下に警戒。セフォラは中国全土に350店舗を展開し、オンライン販売も行っている。

セフォラはLVMH傘下企業の中で中国以外で急成長しているが、中国市場では電子商取引が主流であるため成績が振るわない。

仏LVMH傘下の化粧品小売りセフォラ、中国で人員3%削減

[パリ 21日 ロイター] - フランスの高級ブランド大手LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下の化粧品小売り企業セフォラは21日、中国で人員削減を行うと発表した。消費者が化粧品への支出を抑制していることが背景にある。

セフォラは中国で約4000人の従業員を抱えていた。広報担当によると、削減の対象となる従業員は3%未満で、120人弱相当。

中国では高い失業率と不動産市場の低迷が消費者心理に打撃を及ぼしており、大手化粧品会社はここ数週間、そろって中国での売上高に大きな影響があると警告している。

セフォラは中国の100都市以上に約350店舗を構え、オンライン販売も行っている。

LVMH傘下企業のうち、セフォラは中国以外では急成長している事業の1つ。ただ中国では化粧品の多くが電子商取引を通じて購入されており、セフォラの成績は振るわない。