11年ぶり、ジンの新ブランド キリン、食中酒人気取り込み

AI要約

キリンビール(東京)は11年ぶりにジンのソーダ割りの新ブランドを市場投入することを発表しました。

新ブランド「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」では、針葉樹の実であるジュニパーベリーを100%使用し、すっきりとした清涼感を際立たせています。

国内市場におけるジンの販売量が増加しており、競合他社も新商品を投入していることから、キリンビールも新ブランドの市場投入に踏み切りました。

11年ぶり、ジンの新ブランド キリン、食中酒人気取り込み

 キリンビール(東京)は21日、11年ぶりにジンのソーダ割りの新ブランドを市場投入すると発表した。

 「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香(もりのか)」で、27日に全国発売。食事に合う甘くないアルコール飲料の人気が高まっていることに対応する。

 ジンの香り付けに使うボタニカルには、針葉樹の実であるジュニパーベリーを100%使用。二つの蒸留法を組み合わせ、すっきりとした清涼感を際立たせた。コンビニでの想定価格は350ミリリットル缶で190円前後。ソーダ割りと合わせて原酒も公式オンラインショップなどで限定発売する。

 同社によると、国内市場におけるジン(原酒)の販売量は、23年までの10年間で2.2倍に拡大している。サントリー(東京)の人気ブランド「翠(SUI)」は原酒とソーダ割りなどを合わせた販売金額が3年間で約10倍に成長。市場の拡大を受け、アサヒビール(東京)も4月にソーダ割りの「GINON(ジノン)」を全国発売した。