中国EV小鵬汽車、第3四半期売上高が市場予想を下回る見通し

AI要約

中国の新興電気自動車メーカー、小鵬汽車が第3・四半期の売上高見通しを下回ると発表。競争激化と高価格モデルの需要減退が影響。

売上目標はアナリスト予想を下回る91億─98億元。納車台数は前年同期をわずかに上回る見込み。

売上総利益率は技術改善やVWとの協業により改善。新モデルの導入計画や競合車種の投入も進む。

中国EV小鵬汽車、第3四半期売上高が市場予想を下回る見通し

[20日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)が20日発表した第3・四半期売上高見通しはアナリスト予想を下回った。競争の激化と旧型化した高価格モデルの需要減退が響いた。

第3・四半期の売上高は91億─98億元を見込んだ。アナリスト予想は104億元。

第3・四半期の納車台数は4万1000─4万5000台と、前年同期の4万0008台をやや上回ると見込んだ。

第2・四半期の売上総利益率は14%と1.1%ポイント改善。技術改善と独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)との協業による売り上げが寄与した。

シャオペンは今後3年以内に10万―40万元(1万4001.88─5万6007.51ドル)の価格帯の新モデルを立ち上げてラインアップを一新する計画。今月中に米EV大手テスラの「モデル3」などと競合する中型セダン「モナM03」を投入する。