新車で買えるジャガーがSUVだけに!! 今こそ中古で狙うべきジャガー

AI要約

ジャガーは歴史ある老舗ブランドであるが、現在はモデルラインナップが縮小しており、先行きが不透明である。

EV中心の未来が一転し、内燃エンジン搭載のセダンやクーペが廃止され、現在はSUVのみのラインナップとなっている。

中古車市場でのジャガーの評価は低い傾向があるが、新しいモデルならコスパの高い選択肢として注目されている。

新車で買えるジャガーがSUVだけに!! 今こそ中古で狙うべきジャガー

 大排気量、マルチシリンダー、セダンなど、 消えつつあるモデルはいろいろあるが、老舗名門ブランドがその波に巻き込まれてしまいそうな雰囲気だ。そのブランドとはジャガー。新車で買えるのは一車種のみで、ブランドの先行きが心配になってしまうほど。今、優先的に選びたいのはジャガーかも知れない。

 文:奥津匡倫(Team Gori)/写真:ジャガー

 流麗かつ高性能なモデルを送り出すブランドとして知られるジャガーは、その前進となった会社から数えれば100年以上の歴史を持つ老舗である。高級なセダンやスポーツカーのイメージが強いが、近年は高級EVメーカーへ転身を図るべく、SUVを中心とした車種ラインナップの見直しが行われていた。

 ほんの数年前までは、近い将来、市販されるクルマはすべてEVになる雰囲気が世界を支配していたのに、ここ最近それが一転。EV中心の未来は少し先送りになりそうな感じに。ジャガーはまさにそんな流れに翻弄されることになってしまった。すでに内燃エンジンを搭載したセダンやクーペは廃止、SUVのみのラインナップとなっていたが、そのSUVも現在はFペイス一車種のみとなっている。

 近い将来、ニューモデルの投入はアナウンスされているものの、それが振るわなければブランドの先行きはさらに不明瞭なものとなるだろう。もちろん、そうならないことを期待するばかりだが、不明瞭な未来が訪れる前に"ジャガーを知っている"人になっておきたい。今ならまだ十分に間に合うし、しかも意外と少ない予算で叶ってしまうから。

 中古車市場におけるジャガーの評価は同クラスのライバルと比較すると、やや低いことが多い。かつてのトラブルが多く、修理費用がかかるというネガティブイメージが根強くあり、それが影響しているものと思われるが、新しめのモデルならそこまで酷いものではない。むしろ、比較的少ない予算で、独自の世界観が楽しめるコスパの高い選択肢とも言えそうだ。