メルセデス・ベンツ、往年のロータリーエンジン搭載コンセプトモデル「C111-ll」が「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」に登場

AI要約

メルセデス・ベンツが1970年のジュネーブショーで披露したロータリーエンジン搭載のコンセプトモデル「C111-ll」が、「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」で展示されている。

「C111-ll」はロータリーエンジンを搭載し、最高出力350psで最高速度300km/hに達する性能を持っていた。

「ツアー・デレガンス」では、「C111-ll」や他の名車とともにデモ走行が行われる予定である。

メルセデス・ベンツ、往年のロータリーエンジン搭載コンセプトモデル「C111-ll」が「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」に登場

メルセデス・ベンツが1970年のジュネーブショーで披露したロータリーエンジン搭載のコンセプトモデル「C111-ll」が、米・カリフォルニア州で開催中の「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」(2024年8月1日~31日)に姿を現した。

クラッシックカーの祭典「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」(米・カリフォルニア2024年8月1日~31日)がにわかに活気づいている。1970年のジュネーブショーで注目を集めた、メルセデス・ベンツのコンセプトカー「C111-ll」の展示が行われているからだ。しかも、当イベント初の出展となる。

何が注目だったのか? それは「C111-ll」がロータリーエンジンを搭載していたからだ。ロータリーエンジンというと、マツダというのが定番だが、ドイツのヴァンケル博士が発明したロータリーエンジンにメルセデス・ベンツも実用化への食指を当時伸ばしていたのだ。

メルセデス・ベンツによると、ロータリーエンジンの最高出力は350ps(257kW)で、最高速度は300km/hに達するという。まさに、今も変わらないメルセデス・ベンツのイノベーション魂の証として、貴重な展示と言えるだろう。

しかも、「C111-ll」の話はこれに留まらない。「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」期間中の8月15日に開催される「ツアー・デレガンス」では、メルセデス・ベンツ製2Lエンジン搭載のレーシングカー「タルガフローリオ レースカー」(1924年)などの名車150台とともに、1.7マイル(約2.7キロ)のデモ走行を行うという。

なお、「ペプルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」でのメルセデス・ベンツは、「C111-ll」以外にも話題を振りまいている。「メルセデス-マイバッハSL」や「メルセデス-AMG GT3」のワールドプレミアなどだ。