300万円を自己投資に回して1年で3000万円にした、登録者23.1万人投資家YouTuberが2024年度の投資トレンドを全暴露

AI要約

ライオン兄さん(X:@okane_315)氏は300万円を自己投資に回し、1年で3000万円に成長させてFIREを達成。現在はマネースクール「Financial Free College」の代表を務める人気YouTuberであり、資産形成のアドバイスを伝えている。

投資の情報収集源としては「ブルームバーグ」や「WSJ」、日本国内の情報や四季報を活用している。2024年度の株式相場見通しでは、FRBの金融政策、米国大統領選挙結果、地政学的リスクに注目し、市場の変動に備える姿勢を示している。

市場トレンドを前提にポジションをとりつつも、リスクへの目配りが必要であると語るライオン兄さん。米国経済の動向や政策変化、世界情勢の影響を的確に察知し、賢明な投資行動をとることの重要性を強調している。

300万円を自己投資に回して1年で3000万円にした、登録者23.1万人投資家YouTuberが2024年度の投資トレンドを全暴露

 現在、株式、投資信託、仮想通貨など、投資対象は多種多様だ。しかし、資産形成の計画が不明確では、目標の資産額に到達するのは難しいかもしれない。

 今回フィーチャーするライオン兄さん(X:@okane_315)氏は、「300万円を自己投資に回して1年で3000万円」にし、その後FIREを達成。今は金融と起業に特化したマネースクール「Financial Free College」の代表を務めている。彼が運営するYouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」は23.1万人の登録者を誇り、年齢に応じた資産形成のアドバイスやそのほか有益な情報を発信している。

 みんかぶマガジン短期連載「人気投資系YouTuberが教える、資産形成の羅針盤」最終回は、彼のポートフォリオや情報収集源、そして2024年度の株式相場の見通しについて話を伺った。

ーー投資の情報収集源について教えてください。

「ブルームバーグ」や「WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)」、「株たん」、「四季報」などが、日頃から使い慣れているツールです。これらを駆使して、第2回で触れたような売買に必要な情報を収集しています。

ーーライオン兄さんがみる、2024年度の株式相場の見通しとは?

 株式市場に対する基本的な戦略は、上昇トレンドを前提に買いポジションを維持することがよいと思います。ただし、これは現在の見通しであって、潜在的なリスクが表面化すれば状況は一変する可能性があります。

 主要なシナリオとしては、米国経済は堅調ですが、高金利の影響で経済指標は次第に鈍化しているという状況があります。このため、FRBが金利を下げていくのか、それとも高金利を続けるのかにより、市場は変動すると考えられます。したがって、注目すべき1つ目のポイントは「FRBの金融政策」です。

 現状では、FRBが予防的に金利を少しずつ下げると私は予想しています。市場もこれを織り込んでいるのか、株価は強いです。ただ、このシナリオが変わると株価も崩れるかもしれません。

 次に米国の大統領選挙の結果により、政策が変わる可能性がありますので、そこにも注目です。トランプ氏が当選すれば、減税政策などにより株価が上昇すると期待されています。ただし、どちらの政党が勝利しても、選挙年とその翌年は米国株が上昇する傾向にあります、

 また、政策は変わる可能性がありますので、政策変更により追い風となるセクターや銘柄に注目です。これが2つ目のポイントですね。

 最後に、世界的な視点から見ると「地政学的なリスク」があり、緊張感が高まっています。米国大統領選挙後のこのリスクがどの方向に進むのかはわかりませんが、現時点では見えないリスクが表面化した場合、大幅な下落のシナリオも考えられる、というのが3つ目のポイントですね。