S&P500イコールウエート指数、「説得力ある」投資対象-BofA

AI要約

S&P500種株価指数が年初来で2桁の上昇率を遂げている中、S&P500イコールウエート指数が良い投資手法であるとBofAが指摘。

イコールウエート指数は低リスクかつ割安であり、収益見通しが明るいと評価。

ハイテク大手7社を除くS&P500種構成企業の収益は伸びているが、小型株の収益は改善の余地あり。

(ブルームバーグ): S&P500種株価指数が年初来で2桁の上昇率を遂げているが、特に収益の伸びが大型ハイテク企業以外にも広がる中、S&P500種の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数の方が上昇に乗じるには良い投資手法だと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が指摘した。

BofAの米国株およびクオンツ戦略の責任者、サビタ・スブラマニアン氏は14日の顧客向けリポートで、時価総額の加重平均指数であるS&P500種や小型株で構成するラッセル2000指数よりもイコールウエート指数の方を選好すると記述した。

同指数はS&P500種に比べて低リスクかつ割安で、ラッセル2000よりも収益見通しが明るいと指摘。小型株や中型株、超大型株の比率を下げるべきで、イコールウエート指数は「説得力ある」投資対象だと強調した。

いわゆる「マグニフィセント・セブン」のハイテク大手7社を除くS&P500種構成企業の第2四半期の収益は前年同期比8%増になる勢いだが、小型株の収益は依然として悪いとの見方を示した。

原題:BofA Strategists See ‘Compelling Case’ to Buy S&P Equal-Weight(抜粋)

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