まさにサーキットウェポン! 『911GT3 RS』改良新型は2024年内登場か?

AI要約

ポルシェは2024年に入り、主力『911』シリーズの改良新型を導入している。最後とされる『911GT3 RS』改良新型のプロトタイプが登場。

プロトタイプはアグレッシブなデザインのフロントエンドや巨大スワンネックスポイラーを特徴とする。インテリアには新しいデジタル・インストルメントクラスターが導入される見込み。

パワートレインでは自然吸気エンジンの採用が予想され、パワーアップも期待される。2024年内にワールドプレミア、価格は約2900万円程度か。

まさにサーキットウェポン! 『911GT3 RS』改良新型は2024年内登場か?

ポルシェは2024年に入り、主力『911』シリーズの改良新型(=992.2世代)を続々と導入しているが、最後とみられる『911GT3 RS』改良新型のプロトタイプがついに出現した。GT3 RSは□公道のレーシングカー□、□サーキットウェポン□などの異名を持つスパルタンモデルだ。

カメラが捉えたプロトタイプは、ヘッドライトこそベースモデルと共通のデザインだが、ウィングレット、鋸歯状(きょしじょう=のこぎりの歯のような形状)のフロントフェンダーベント、ボンネットエアスクープを装備するなど、アグレッシブなフロントエンドだ。

側面では、リアフェンダーのエアインテークが新設計されるほか、フェンダー周辺にはまだ偽装パネルが見られることから、エアアウトレットも再設計される可能性がある。後部では巨大スワンネックスポイラーを装備、ダウンフォースは、現行の860kgよりさらに増加が見込まれる。また「GTS」や「カレラ」同様に内部照明付きの「PORSCHE」ロゴが配置されるだろう。

992.2世代のインテリアでは、1964年の登場以来911の定番となっているアナログの回転計に代わる、新しいフルデジタル・インストルメントクラスターが導入されたので、GT3 RSにも期待できる。さらにカーボンバケットシートと、ファブリック・ドアハンドルが標準装備されるはずだ。

GT3 RSではパワートレインに注目せざるを得ない。改良新型には、古き良き自然吸気4.0リットル水平対向6気筒エンジンが予想され、ハイブリッドテクノロジーは導入されない見込み。電気の補助なしでも、最高出力は現在の535psからのパワーアップが期待できる。

992.2世代GT3 RSのワールドプレミアは2024年内が有力で、価格は18万ユーロ(約2900万円)程度か。