免許の更新会場が最寄駅から「徒歩1時間」ほどの距離にあります。なぜ駅から離れたところにあるのでしょうか?

AI要約

免許センターが駅から離れる理由について、広い敷地が必要なためと、県内各地から利用者が来ることを考慮して中央部に配置されることが挙げられる。

免許センターが遠い場合は警察署や他県のセンターを利用することも検討すべきであり、交通費や時間の節約につながる。

不要な施設は駅近くに、試験コースが必要な施設は広い敷地の確保が難しい都市部から離れた場所に設置される傾向がある。

免許の更新会場が最寄駅から「徒歩1時間」ほどの距離にあります。なぜ駅から離れたところにあるのでしょうか?

免許の新規取得や更新のために、免許センターに行ったことがある人の中には、「所在地が駅から遠い」と感じたことのある人がいるかもしれません。

今回のケースのように「片道1時間ほどの距離」にあるという場合もあるようです。全ての免許センターが同じくらい駅から離れているわけではありませんが、距離を感じている人は少なくないようです。

本記事では、免許センターが駅や中心部から離れた場所にある理由について解説します。

免許センターが駅から離れた場所に設置されている理由として、「広い敷地が求められること」が考えられます。免許センターに行ったことがある人は分かるかもしれませんが、センターは大きな敷地を有していることが少なくありません。

免許センターがあるところでは、免許更新だけでなく、運転免許試験が行われている場合もあります。試験にはコースが必要ですが、コースを作るには当然広い敷地を確保しなければなりません。

駅や中心部などでそのような広い敷地を確保するのは簡単ではないでしょう。商業施設や住宅などがたくさんあって、空いている広い用地を見つけるのは難しいと思われます。仮に見つかったとしても、用地費用が多額になる可能性が高いです。

また「同じ県内にありながら免許センターが遠い場所にある」というケースについてですが、これは県内各地から利用者が来ることを考えて県中央部に配置された可能性があります。この場合、県境に住む人にとっては、車でも電車でも遠く感じるかもしれません。

同じ敷地ないしは近隣に試験場がない免許センターも存在し、その場合は駅から比較的近い場所に所在するケースがあるようです。

試験コースが不要でおもに免許更新を行う施設に関しては、広い敷地を確保する必要がなく、駅近くに設置しやすいのかもしれません。

免許センターが駅から離れた場所にある、あるいは県境などに住んでいて県内の免許センターが離れていると感じる場合は、もっと近い場所で免許更新を済ませられるケースがあります。

例えば「優良運転者講習の対象者」など指定条件を満たしている人は、警察署で免許更新を行えます。

また、警視庁「住所地以外の都道府県公安委員会を経由した更新の申請手続」によると、自分が住む都道府県内の免許センターが遠い場合、ほかの都道府県を経由した更新も可能のようです。東京都の例では、優良運転者に限り、神田運転免許更新センターや新宿運転免許更新センターで更新できます。

今回のケースのように最寄り駅から徒歩1時間、またはそれ以上の距離にある場合には歩いて行かず、車であったり、バスやタクシーなどの公共交通機関を利用したりすることもあるでしょう。

場合によっては高速道路を利用することもあるかもしれません。その際には更新手数料のほかに別途交通費がかかってしまうことも懸念されます。

より近い場所で免許更新をすることで、遠い免許センターに行かずに済み、交通費も浮くでしょう。

免許センターが駅から離れている場合、試験コースのための広い敷地が必要であることが原因と考えられます。また都道府県の中でも外れの方に住んでいる場合、その都道府県の中央部に位置しているゆえに免許センターまでの道のりが遠くなることがあるようです。

自宅から離れている場合は、警察署やほかの都道府県の免許センターなどの利用を検討することで、時間や交通費の節約につながります。

出典

警視庁 住所地以外の都道府県公安委員会を経由した更新の申請手続

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー