〔欧州株式〕まちまち=英0.52%高、独0.02%高(12日)

AI要約

欧州株式市場は週明けにまちまちな動きを見せた。英国では資源関連株が原油や金属相場高を受けて上昇し、FTSE100はプラス圏で取引を終えた。一方、米国の景気後退懸念が根強く、横ばいの動きが続いた。

FTSEの構成銘柄では、BTやエンテイン、セントリカなどが上昇した一方、JDスポーツ・ファッションやB&Mヨーロピアン・バリュー・リテールが下落した。

DAXでは、ハノーバー再保険やRWEなどが買われる一方、ザルトリウスやボノビアが売られた。

 【ロンドン時事】週明け12日の欧州株式市場はまちまちだった。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比は42.15ポイント(0.52%)高の8210.25で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.02%高、フランスCAC40種指数は0.26%安、ストックス欧州600種指数は0.02%安だった。

 地政学的緊張の強まりを背景に上昇した原油、金属相場高を背景に強含んだ資源関連株に支えられ、英株はプラス圏で取引終了。欧州株は、米景気後退懸念が根強くある中、今週米国のインフレ指標の発表を控えて様子見ムードとなり、横ばいとなった。

 FTSEの構成銘柄では、インド大手企業グループによる株式取得が伝えられた通信大手BTは8.42%高と上昇率トップ。賭け屋大手エンテインが3.98%高、セントリカが3.29%高と続いた。一方、小売り大手のJDスポーツ・ファッションとB&Mヨーロピアン・バリュー・リテールがそれぞれ4.07%安だった。

 DAXでは、好決算だったハノーバー再保険が5.23%高、電力大手RWEは1.70%高、防衛大手ラインメタルが1.41%高と買われた半面、医療機器のザルトリウスが2.90%安、不動産大手ボノビアが1.32%安と売られた。