〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.28%高、独0.24%高(9日)

AI要約

欧州株式市場は週末に軒並み上昇し、米国の景気後退懸念の緩和が影響している。ヘルスケア株や不動産株の好調が株高を支えた。

FTSE100はわずかに上昇し、イージージェットやビーズリー、JDスポーツ・ファッションなどが買われた一方、スパイラックス・サーコやバーバリーなどが売られた。

DAXでは、ラインメタルやボノビア、シーメンス・ヘルシニアーズが上昇をけん引。一方、バイエルやシーメンスが下落した。

 【ロンドン時事】週末9日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比23.13ポイント(0.28%)高の8168.10でこの日の取引を終えた。週間ベースでは0.08%安。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.24%高(週間では0.35%高)、フランスCAC40種指数は0.31%高(同0.25%高)、ストックス欧州600種指数は0.57%高(同0.269%高)だった。

 米国の景気後退懸念が和らぐ中、好調なヘルスケア株が株高に貢献。不動産株の上昇も下支えした。

 FTSEの構成銘柄では、格安航空大手イージージェット(3.17%高)や保険大手ビーズリー(2.48%高)、小売り大手JDスポーツ・ファッション(2.32%高)が買われた半面、蒸気システム大手スパイラックス・サーコ(3.04%安)や高級衣料のバーバリー(2.26%安)などが売られた。

 DAXでは、防衛大手ラインメタルが5.24%高、ボノビアが3.04%高、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズが1.99%高と上昇をけん引。他方、製薬大手バイエルが1.46%安、総合電機大手シーメンスが1.27%安で引けた。