全長4.8m超え!? 人気ミドルSUVのロング版 BMW新型「X3」登場 ホイールベースを110mm延長した“広いX3”

AI要約

新型BMW X3が2024年に中国市場専用モデルとして発表された。

ホイールベースの延長や内外装のアップデートが施され、モダンな雰囲気を持つ。

中国専用モデルはリディア工場で生産され、中国市場向けのニーズに合わせた仕様となっている。

全長4.8m超え!? 人気ミドルSUVのロング版 BMW新型「X3」登場 ホイールベースを110mm延長した“広いX3”

 独BMW AGは2024年8月6日、中国市場専用に開発したモデル、新型「X3」を発表しました。

 X3は、プレミアム・ミッドレンジのSAVです。

 SAVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略で、BMWではSUVのことをSAVと呼んでいます。初代X3は2004年に発表され、現行型は2017年に発表された3代目になります。

 2024年6月には、第4世代に進化した新型が世界初公開。このモデルは2024年第4四半期から欧州と米国市場に投入され、2025年1月からその他の地域で発表、発売されるというスケジュールになっています。

 BMWでは、中国市場における顧客のニーズと要件に合わせて、特別に開発されたモデルを今までに何車種も発表しています。今回発表された新型X3は、X3として初めての中国市場専用モデルで、従来のX3のホイールベースを110mm延長し2975mmになりました。

 全長は4865mm、全幅は1920mmです。ホイールベースの延長に伴ってルーフラインも長くなり、リアエンドにそっと流れ込み、ダイナミックに引き延ばされたシルエットを作り出しています。

 ホイールベースを延長してルーフや全長が長くなっても、そのプロポーションに破綻はありません。

「X3 30L xドライブ」ではブラックアウトされたパーツを多く用いて、スポーティな外観を強調しています。キドニーグリルの周囲が光るBMWアイコニックグローも標準装備しています。

ボディカラーは、表現力が豊かなフローズン仕上げを含む、6色のメタリックペイントを選択できます。

インテリアでは、BMWカーブドディスプレイ、BMWインタラクションバー、下部をフラットにしたステアリングホイール、センターコンソールとドアパネルのアクセントカラー照明などが、X3の新しくモダンな雰囲気を作り出しています。

ヴェガンザと呼ばれる革のような生地を採用したコンフォートシートは、3種の2トーンカラーが選べます。

ホイールベースの延長でフットスペースが拡大したリアシートは、スマートフォンのワイヤレス充電が可能なトレイを備えてセンターアームレストも装備しています。

また、オプションで何色かのスカイラウンジ照明とモダンなグラフィックディスプレイを備えたパノラマグラスルーフが、インテリアの照明を補完します。

中国仕様のX3は、BMWオペレーティングシステム9により、高度にデジタル化されています。

従来型のX3は、2023年に世界でもっとも販売されたBMWモデルでした。

 中国だけでも、約15万6000台のX3が販売されました。これは、中国でのBMW Xモデル全販売台数の約40%にあたります。

 中国仕様のX3は、瀋陽市のリディア工場で生産され、これまで以上に中国のユーザーの希望に合わせたモデルとしています。