旧車や趣味のクルマを共同所有 車両のメンテも保険も税金もすべてをカバーする新ビジネス ポルシェにフェラーリ、デロリアンだって楽しめる!

AI要約

スタートアップ企業ランデヴーが新しい共同所有サービスを開始。浅岡亮太さんが自身も参加し、ポルシェ・ボクスターを4人で共同所有。

新サービスではアプリを通じて共同所有希望者同士をマッチングし、気軽に旧車や趣味のクルマを楽しめる仕組み。

羽沢を拠点に始まったが、他の拠点も計画中。クルマ好きにとって魅力的な提案となっている。

旧車や趣味のクルマを共同所有 車両のメンテも保険も税金もすべてをカバーする新ビジネス ポルシェにフェラーリ、デロリアンだって楽しめる!

好きなクルマの共同所有者を募り、マッチすれば維持管理はおまかせ。乗る時間も自由自在。そんなクルマと付き合いのできる基地が完成。

◆これが新しい所有のカタチ

ナロー・ポルシェやフェラーリ365GT4/BBなどの共同所有サービスを行っていたスタートアップ企業、ランデヴー。同社代表の浅岡亮太さんは6月下旬、横浜・羽沢にラウンジ付きガレージを公開し、同時に新しいサービスを開始した。

「僕自身が喉から手が出るほど欲しかった仕組み」であり「旧車や趣味のクルマに興味はあるけれど、所有に踏み切れなかった人の背中を押す」ものだという。

実際、ディフェンダーなど3台を所有する浅岡さん本人もこのサービスで2014年型ポルシェ・ボクスターを4人で共同所有。支払い額は1年間の基本契約で、頭金16万円と月々の3.5万円だ。これで車両の維持管理、整備、保険、税金すべてをカバーする。所有者が4人の場合は年間で72日、連続2週間の運用が可能で、上限の走行可能距離は日数×100km。

選択肢も以前は同社の提案車のみだったが、新たに同社のスマートフォン用アプリで共同所有希望者同士のマッチングを行い、車を用意するという。

好評につき一次募集は締め切ったが、羽沢以外に拠点を展開する計画も。

駐車場の確保や整備故障などのわずらわしさから解放され、気軽に旧車や趣味のクルマを楽しめるこの新しいアプローチ。もしあなたが様々なクルマに乗りたいと思うタイプなら、一度愛車を走らせている日数や走行距離を見直してみては。ランデヴーの新サービスは、クルマ好きの興味をそそる、なかなかに現実味のある提案だと思う。

文=上田純一郎(ENGINE編集部)

(ENGINE2024年9・10月号)