御三家目指すならこれは読んどけ…中学受験でライバルを引き離す「参考書活用術」レベル別「算数」最強市販教材を塾代表がここだけ暴露
中学受験家庭にとって、夏期講習が終わり、本番までの残り時間が気になる時期に入る。
塾から与えられる大量の宿題をこなすことや、市販教材を活用して苦手分野を補強することが重要。
松本亘正さんによると、宿題を全て終える必要はなく、講師と相談して優先順位をつけることが大切。
中学受験家庭にとって、夏期講習が終わるといよいよ本番までの「残り時間」が気になり始める頃だろう。受験生家庭にとって激動の夏が終わり9月1日になると、受験本番の2月1日まで残り153日、26週間しかないのだ。
そのなかで塾から毎回与えられる山のような宿題をこなし、志望校の過去問を数年分は解いておきたい。また、これまで苦手にしてきた分野の補強にも手をつけたいはずだ。
膨大な量の学習を両立させるにはどうしたら良いのか。苦手を補強する上手な市販教材の使い方とは何か。市販教材を無理なく活用し、ライバルに差をつけるテクニックとはどのようなものか。
中学受験専門塾ジーニアス代表の松本亘正さんに聞いた。第1回は「算数」だーー。
「市販教材なんてとても手を出す余裕がない」という親御さんも多いかもしれません。
確かに夏以降、塾は全教科で大量の宿題を出します。保護者としては「すべてやりきらなきゃ！」と思うのが当然です。
しかし、結論から言うと宿題をすべてこなす必要はありません。実は「絶対に全部の宿題をやるべき」と思っている塾講師は少ないのです。宿題を全て終えるのが難しいと感じたら、早めに講師に相談して優先順位をつけてもらいましょう。
志望校や現在の学力などを伝えて、間引いてもらうのがベストです。
夏以降、算数は志望校によって学習の仕方が大きく変わります。計算問題や一行問題が多い学校を受験する受験生にとっては、速さと正確さを高めるトレーニングが重要になります。
一方、解くのに時間がかかる難問が複数出題されるような学校を受験する受験生にとっては、新しい問題を見たときにまず作業したり調べ上げたりする中で糸口を見つける思考力を鍛える必要があります。
志望校合格に必要な学力を見極め、一つ一つ解ける問題を増やしていくことが重要です。ここから先は時間との戦いでもあります。
「難問を1問解けるようになるよりも、簡単な問題を2問解けるようになる」
そんな成長イメージを描いて学習してください。
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