〔決算〕キオクシア、黒字転換

AI要約

キオクシアHDは2024年4~6月期連結決算で698億円の黒字を達成し、前年同期の赤字から好転した。半導体市況の回復や円安が業績を押し上げたため、株式上場に向けた調整が進む見通し。

業績不振からの脱却に成功し、再び黒字基調を取り戻したことが注目される。これにより、キオクシアHDの将来展望に期待が高まる。

市場環境の好転が企業の業績にプラスの影響を与えており、半導体メモリー業界全体の動向にも注目が集まる。

 半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(HD)が8日発表した2024年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が698億円の黒字(前年同期は1031億円の赤字)に転換した。業績不振に苦しんでいたが、半導体市況の回復や円安が追い風になった。黒字基調を取り戻したことで、年内の株式上場に向けた調整に弾みがつきそうだ。