米インテル、情報開示巡り株主が提訴 人員削減や減配で株価急落

AI要約

米半導体大手インテルが業績低迷に伴う問題を開示せず、株主から訴えられた。パトリック・ゲルシンガーCEOとデビッド・ジンスナーCFOに対する集団訴訟が提起された。

訴訟では、インテルがファウンドリー事業と製造能力に関する誤った情報や声明を発信し、株価を不当につり上げたと主張されている。

インテルは業績改善策として人員削減や配当停止を発表し、四半期決算発表後に株価が急落した。

米インテル、情報開示巡り株主が提訴 人員削減や減配で株価急落

Jonathan Stempel

[7日 ロイター] - 米半導体大手インテルは7日、業績低迷につながる問題を開示しなかったとして株主から提訴された。

パトリック・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)とデビッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)に対する集団訴訟はサンフランシスコ連邦裁判所に提出された。

インテルがファウンドリー事業とその製造能力に関する誤った情報や誤解を招くような声明を発信し、同社株を1月25日から8月1日までの間につり上げたとしている。

インテルは1日、赤字の事業を中心に立て直しを図るため、15%の人員を削減し、第4・四半期から配当を停止すると発表。また、第3・四半期の売上高が予想を下回ると明らかにした。

株価は、四半期決算や人員削減などを発表した翌日の2日に26%急落し、21.48ドルとなった。

7日の終値は3.6%安の18.99ドルで、同社の発表以降34.6%下落している。