トヨタの世界生産、980万台に引き下げ 24年計画、認証不正響く

AI要約

トヨタ自動車が2024年の全世界での生産台数計画を修正し、前年実績を下回る見込み。

日本国内での生産は認証不正やリコールによる生産停止などの影響で約320万台に修正。

7月の世界生産台数は5%減の464万台で、国内生産は8%減の150万台だった。

 トヨタ自動車が、2024年の全世界でのトヨタ単独(トヨタ・レクサスブランドの合計)の生産台数計画を、従来計画より50万~60万台程度引き下げ、約980万台に修正したことがわかった。計画通りだと、前年実績(23年は1003万台)を4年ぶりに下回ることになる。

 計画は、取引先の部品メーカーなどに「目安」として伝えた。

 日本国内での生産は、30万台ほど引き下げ、約320万台とした。「型式指定」をめぐる認証不正や、リコールに伴う生産停止があったほか、こうした問題への対応で稼働時間を短縮している影響などがある。海外でも、中国やタイなどで、計画を下回る状況が続いている。

 7月に発表した1~6月のトヨタ単独の世界生産台数は464万台(前年比5%減)で、そのうち国内生産は150万台(同8%減)だった。