〔東京株式〕小幅高=為替落ち着き(8日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価は小幅高でプラスに転じ、外部環境の改善が見られた。

業種別株価指数では鉱業や保険業が上昇し、売買代金も2兆7055億円となった。

相場は不安定で、ウエートが大きい半導体株の下落などが影響している状況だ。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比58円48銭高の3万5148円10銭と小幅高。東証株価指数(TOPIX)は3.89ポイント高の2493.10。前日上昇した反動で売りが先行したが、急激に円高が進んだ為替市場が落ち着きを取り戻しつつあるなど外部環境の改善が見られ、日経平均はプラスに転じた。

 64%の銘柄が値上がりし、33%が値下がりした。出来高は12億0237万株、売買代金は2兆7055億円。

 業種別株価指数(33業種)は鉱業、石油・石炭製品、保険業などの上昇率が大きかった。下落は金属製品、非鉄金属、卸売業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は大幅高。出来高は1億7636万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに堅調。

 (10時11分)日経平均株価は、安値圏でもみ合っている。米ハイテク株安を受け、日経平均でのウエートが大きい半導体株が下落し株価を押し下げているが、好決算銘柄が下支えしている。「大きく下落した後でボラティリティーは高い」(国内証券)という状態で相場は不安定だ。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比443円83銭安の3万4645円79銭と下落して始まった。前日までの上昇の反動で利益確定の売りが先行している。