〔東京株式〕一段安=円高が重し(5日後場中盤)

AI要約

米金利の低下を受けて為替のドル安・円高が進み、日経平均株価は一段安。円高は1ドル=142円台まで進行し、投資家心理が冷え込んでいるため、日経平均は下げ止まらない状況。

午後の日経平均株価は前営業日比1854円35銭安の3万4055円35銭と前引けを下回り、為替が円高で推移し、アジア株も下落。投資家のリスク回避姿勢が広がっており、日経平均は上値が重い。

日経平均株価は急落し、1万662円14銭安の3万4247円56銭で前引け。米株安と円高が要因で、18億2735万株の出来高が記録され、全体的に売りが出ていた。

 (13時39分)米金利の低下を受けて為替のドル安・円高が急速に進み、日経平均株価は一段安。円高は1ドル=142円台まで進行している。「為替の先行き不透明感から投資家心理が冷え込んでいる」(国内証券)ため、日経平均は下げ止まらない状況が続いている。

 (後場寄り)午後の日経平均株価は前営業日比1854円35銭安の3万4055円35銭と前引けを下回って始まった。為替相場が円高で推移し、台湾や中国などアジア株も総じて値下がりするなど、投資家のリスク回避姿勢が世界的に広がっており、日経平均は上値が重い。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比1662円14銭安の3万4247円56銭と急落。東証株価指数(TOPIX)は145.33ポイント安の2392.27。米株安を受けた売りが出たほか、為替の円高が重しになり、日経平均は一時2500円超下落した。

 94%の銘柄が値下がりし、5%が値上がりした。出来高は18億2735万株、売買代金は3兆6034億円。

 業種別株価指数は33業種すべて下落し、銀行業、保険業、証券・商品先物取引業、鉱業、機械、卸売業の下落率が大きかった。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続落。出来高は2億8904万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに大幅下落。

 (10時25分)日経平均株価は底ばい。値下がり銘柄数がプライム市場全体の約97%を占め、全面安となっている。一時2500円超下落した後、押し目買いが入るものの、売りの勢いは弱まらない。市場からは「投資家心理は冷めており、回復には時間がかかる」との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比660円34銭安の3万5249円36銭と急落して始まった。前週末の米株大幅安を受けて日経平均も幅広い業種に売りが広がっている。