Ni系ステンレス冷薄 東西市況、上伸 価格転嫁は道半ば

AI要約

ニッケル系ステンレス冷延薄板市況が先月に上昇し、約2年ぶりの反発を見せた。

今月も上値を伸ばす傾向があり、メーカーの値上げ分の転嫁が進んでいない状況。

流通は価格転嫁を進め、市況の上昇局面が続く見込み。

 東西のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は先月、トン2万円上伸し市中相場(SUS304、2B、2ミリ)は同62万円となった。約2年ぶりに市況が反発したが、今月も同1万―2万円の上値をうかがうなど、上伸局面が続きそうだ。メーカーの値上げ分の転嫁が道半ばのため、流通は引き続き価格転嫁を進める。