35歳・年収600万円の彼氏がまさかの「貯金ゼロ」。どうすれば結婚前に浪費癖を矯正できるでしょうか?

AI要約

35歳で年収600万円の彼氏が「貯金ゼロ」という状況を改善するための浪費癖の矯正方法について考える。

平均年収や預貯金のデータをもとに、浪費癖が疑われる状況を明らかにする。

家計簿をつける、自動預貯金の設定、趣味の見直し、目標設定、定期的な話し合いなどの矯正方法を提案。

35歳・年収600万円の彼氏がまさかの「貯金ゼロ」。どうすれば結婚前に浪費癖を矯正できるでしょうか?

結婚を考えているカップルにとって、お金の問題は避けられません。将来の生活設計を立てるうえで、預貯金の有無は大きな問題になる可能性があります。

そこで本記事では、35歳で年収600万円の彼氏が「貯金ゼロ」という事例をもとに、浪費癖の矯正方法について考えてみます。

35歳で年収600万円という収入は、平均的にどうなのでしょうか。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、35~39歳の男性の平均賃金は33万5800円(調査実施年6月分の所定内給与額の平均)となっています。12ヶ月分で考えると、33万5800円×12=402万9600円です。

あくまでも単純計算になりますが、約403万円が平均年収と考えられます。そのため、35歳で年収600万円は多数派ではなく、むしろ恵まれた収入といえるでしょう。

次に預貯金の平均額ですが、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2023年)」によると、30代単身世帯の平均貯蓄額は443万円です。男性だけを対象にしたデータではないものの、35歳で預貯金ゼロというのは、平均よりも著しく低いと判断できます。

年収600万円の手取りは、おおむね450万円~510万円です。月収で考えると37万5000円~45万5000円となります。

一般的な生活費を考慮しても、毎月10万円程度の貯蓄は可能ではないでしょうか。それにもかかわらず預貯金ゼロということは、浪費が多いと考えられます。

浪費癖の矯正は簡単ではありません。もともとの性格や考え方に起因する可能性もあるからです。少なくとも、「浪費をやめたい」と本人が思わない限りは難しいでしょう。それを踏まえたうえで、おすすめの矯正方法をいくつか紹介します。

・家計簿をつける

支出を細かく記録することで、無駄遣いに気づきやすくなります。スマートフォンアプリを活用すれば、手軽に始められます。

・自動預貯金の設定

給料日に一定額を、自動的に預貯金口座に振り込む設定をしましょう。使えるお金を制限することで、浪費を抑制できる可能性があります。

・趣味や娯楽の見直し

高額な趣味を控えめにし、低コストで楽しめる活動を見つけることで、生活の質を落とさずに支出を抑えられるかもしれません。

・目標設定

「〇月〇日までに結婚資金を〇万円貯める」などの目標を立てることで、預貯金のモチベーションが上がることがあります。

・定期的な話し合い

お互いの収支状況を共有し、将来の生活設計について話し合うことで、金銭感覚を修正できる可能性があります。

ぜひ、このような方法を組み合わせて実践してみてください。

35歳で年収600万円にもかかわらず、預貯金ゼロという状況は、浪費癖が疑われます。その場合の矯正方法として、まずは彼氏自身が「浪費癖を改善したい」と思うことが大切です。その後に家計簿や自動預貯金、目標設定、定期的な話し合いなどを通して、浪費癖の改善を試みるとよいでしょう。

出典

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー