通帳レスってどうなの?「メリットやデメリット」を教えて!

AI要約

通帳レスのメリットには、紛失・盗難リスクのなさや取引の照会が容易である点、家計簿作成に役立つデータ保存機能、金融機関特典の受け取りが挙げられます。

一方、通帳レスのデメリットとしては、取引履歴の照会期間に制限があり、紙の通帳が使えなくなることや入金に際のキャッシュカード必要な点が挙げられます。

特に注意が必要な点は、取引履歴の保存期間や再発行の手続きについて、紙の通帳の利便性と比較した際の利用方法の変化があります。

通帳レスってどうなの?「メリットやデメリット」を教えて!

大手金融機関などが通帳レスサービスを始めたこともあり、通帳レスに切り替えるか検討している方もいるでしょう。スマートフォンやパソコンなどからいつでも簡単に取引を確認できるので、上手に利用できると便利なサービスです。

しかし、これまで紙で発行されていたものが手元からなくなると、不安に感じる方もいるかもしれませんね。

そこで本記事では、通帳レスのメリットやデメリット、向いている方や不向きな方について詳しく解説していきます。

※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

「通帳レス」とは、紙の通帳を発行せずに、Web上やアプリから取引明細などを確認できるサービスです。金融機関により、「デジタル通帳」や「Eco通帳」、「e-口座」などの名称が使われています。

インターネットバンキングの普及に合わせて、紙の通帳からデジタルの通帳に切り替える方が増加傾向にあります。

スマートフォンやパソコン、タブレットなどで口座を管理できるなど、利用者にとって利便性が高いサービスです。同時に、金融機関にとってもコスト削減といったメリットがあります。

次の章からは、通帳レスのメリットやデメリットについて解説していきます。

通帳レスにするとさまざまなメリットがありますが、一方で気を付けたいデメリットもあります。

紙の通帳から切り替える前に、メリット・デメリットについて確認しておきましょう。

●通帳レスのメリット

通帳レスには次のようなメリットがあります。

【通帳の紛失・盗難リスクがなくなる】

通帳レスでは通帳が発行されないため、紛失や盗難などのリスクがなくなる点がメリットです。紙の通帳の場合、通帳をどこに保管したのか忘れてしまったり、知らぬ間に盗難に遭っていたりする可能性があります。

紙の通帳の紛失・盗難があった場合は再発行する必要があり、金融機関の窓口で手続きを行わなければならないケースもあります。また、再発行手数料がかかることもあります。

こういったリスクを負わずに済むのは通帳レスのメリットです。

【窓口に出向く手間を省ける】

通帳レスは、金融機関に出向かなくても口座の取引明細を確認可能です。紙の通帳の場合、取引明細を見るためにはATMや窓口で記帳する必要があり、外出が難しい方や忙しい方などには不便なときがあります。

また、紙の通帳では、未記帳の取引が多くなると入出金の合計がまとめて記帳されてしまうため、明細を残したい場合は定期的にATMや窓口で記帳しなければなりません。

通帳レスなら、スマートフォンやパソコンなどからいつでも取引内容を確認できます。

【データが保存でき家計簿作成にも役立つ】

通帳レスでは、取引データをダウンロードし、そのまま電子データとして保存したりプリントアウトしたりすることが可能です。データから必要なものを抽出し、家計簿管理に役立てられるメリットもあります。

【特典が受けられることがある】

金融機関では、通帳レスを推し進めるために特典を用意しているところがあります。たとえば、ATM利用手数料が無料になる、紙の通帳からの切り替えで500円プレゼント、200ポイント相当プレゼントなど、金融機関によりさまざまです。

通帳レスにしたい金融機関でお得な特典やキャンペーンが行われていないか、確認してみましょう。

次の章からは、通帳レスのデメリットと考えられる点について解説していきます。

●通帳レスのデメリット

通帳レスには、便利な反面、デメリットや注意が必要なことがあります。

【取引履歴の照会期間が限られている】

通帳レスでは、取引履歴を照会できる期間が決められており、期間を過ぎると確認できなくなります。ただし、金融機関によっては照会期間の延長や再発行に対応可能なところもありますが、時間がかかることや手数料がかかることがあります。

定期的に取引履歴のデータを保存するのはもちろんのこと、閲覧可能期間が長い金融機関を選ぶと良いでしょう。

【紙の通帳は使えなくなる】

紙の通帳から通帳レスに切り替えると、紙の通帳は使えなくなります。再発行したい場合は、金融機関の窓口で手続きが必要なうえ、再発行手数料がかかることがあります。申請手続きをする前に確認しましょう。

【ATMでの入金にはキャッシュカードが必要】

紙の通帳であれば、キャッシュカードがなくてもATMで入金できますが、通帳レスにすると、入金する際にもキャッシュカードが必要です。

なお、窓口で現金の引き出しや振込も可能ですが、キャッシュカードのほかに本人確認書類や印鑑などが必要になります。

次の章では、通帳レスに向いている方や不向きな方の特徴について解説します。