〔ロンドン外為〕円、147円台前半(7日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場での円相場が円売り・ドル買い優勢で下落し、1ドル=147円台前半に落ちた。

日銀の追加利上げ観測が遠のいたことや欧州株高の影響で円相場が弱含んだ。対ユーロも大幅な円安・ユーロ高となった。

ポンドやスイス・フランも一定のレベルで推移している。

 【ロンドン時事】7日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加利上げ観測が遠のく中、欧州株高などを背景に円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=147円台前半に下落した。正午現在は147円15~25銭と、前日午後4時(144円46~56銭)比2円69銭の大幅な円安・ドル高。

 日銀の内田真一副総裁が追加利上げについて「これまでより慎重に考える要素が生じている」と発言したことで、円が急落した海外市場の流れを引き継いだ。ロンドン市場に入ってからも、時間外取引の米長期金利上昇や欧州株高が円相場の重しとなり、円はさらに弱含んだ。

 対ユーロは1ユーロ=160円66~76銭(前日午後4時は157円95銭~158円05銭)と、2円71銭の大幅な円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0913~0923ドル(同1.0928~0938ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2711~2721ドル(同1.2701~2711ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8622~8632フラン(同0.8520~8530フラン)。