連日の乱高下 日経平均 2000円を超える異例の値動き 「冷静に相場見る目を」

AI要約

日経平均株価は激しい値動きが続き、異例の2000円以上の値幅を記録

投資家の不安心理が高まり、不安定な相場が数日続く可能性がある

ニューヨーク市場の上昇や日銀幹部の発言で一時的に安心材料となり、日経平均は上昇

連日の乱高下 日経平均 2000円を超える異例の値動き 「冷静に相場見る目を」

連日乱高下する日経平均株価はきょうも激しく動いています。

きょうの日経平均は、一時900円以上値下がりしましたが、そこから一気に1100円以上前日からプラスに転じました。2000円を超える値動きとなる異例の出来事です。

三井住友DSアセットマネジメント 市川チーフストラテジスト

「まだ不安心理が投資家の間では残っていますので、通常よりも比較的大きな値幅での上下がしばらく数日は続く可能性が高いかなというふうには思っています/短期的な相場変動に振り回されないように、冷静に相場を見る目を養うということが大事なポイントかと思います。」

ここ数日のパニック相場とも言える前代未聞の乱高下の根底にあるのは、アメリカ経済の先行きへの不安とみられます。

しかし、6日のニューヨーク市場は主要な株価指数が値上がりし、外国為替市場も落ち着きを見せ始めたことが安心材料となったほか、午前中の日銀幹部による「不安定な状況で利上げをすることはない」などとする発言を受け一気に上昇に転じたとみられます。

午前の終値はきのうより789円高い3万5464円でした。しばらくは、一つのきっかけで大きく値が動く不安定な展開が続きそうです。