史上最大の下げ幅…日経平均株価 広がる投資家の混乱 財務大臣「緊張感持って注視」

AI要約

5日の日経平均株価が史上最大の下げ幅を記録した後、6日には大幅に値を戻す波乱の展開となった。

投資家の衝撃や日経平均株価の過去最大の下げ幅、1987年のブラックマンデーを超える下落、政府の対応など、市場の混乱が続いた。

70代の感想や、相場の不安定さ、世間の富裕層が一瞬にして影響を受ける現実、ニューヨーク株式市場の動向なども注目された。

史上最大の下げ幅…日経平均株価 広がる投資家の混乱 財務大臣「緊張感持って注視」

 5日の日経平均株価の終値は4451円値下がりし、史上最大の下げ幅を記録した。6日午前は大幅に値を戻し、波乱の展開となった。

 アメリカの急激な景気減速の懸念や円高などを受け、5日の日経平均株価の終値は、過去最大の下げ幅となった。

投資家(70代)

「きょう、最悪ですね。たぶん、ベンツ買えるくらい無くなった。1200万円くらいは、ここ3日で無くなってます。結構やばい。どうしよう」

 日経平均株価は午後に入ってからも、売りが売りを呼ぶ展開になった。一時、先週末の終値よりも4700円以上値下がりし、終値ベースでは過去最大となる4451円(下落率12.4%)の値下がりとなった。

 これは、下げ幅3836円(下落率14.9%)を記録した1987年のブラックマンデーを超える下げ幅となった。

 先月11日には、日経平均株価が最高値を記録したばかりだった。それから下落が続き、今月2日には終値が3万5909円となり、今年1月の水準まで下がっていた。

70代

「でも早すぎますよね、スピードが。逃げる暇がない。いや、だから世の中、少々お金持ってためた人間が一瞬にしてこうなるってことは、やっぱり相場ってばくちですよね、大ばくち。まあ、こんなもんかな、俺の人生」

 この事態を受けて、鈴木俊一財務大臣は「政府として内外の経済金融市場の動向等について、日本銀行とも連携をしながら、緊張感を持って注視をする」と述べた。

 5日のニューヨーク株式市場でも、ダウ平均株価が急落し、一時1200ドル以上値下がりした。終値は、先週末より1033ドル99セント安となった。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月6日放送分より)