日経平均、歴史的大暴落…下げ幅はブラックマンデー超えの「4,451.28円安」となり、31,458.42円で取引を終了

AI要約

2024年8月5日の日経平均株価は史上最大の下落幅となりました。米雇用統計の予想外の結果や円高の影響でパニック売りが起きました。

日経平均の下位銘柄は日経平均を押し下げ、全面安の状況となりました。

業種別の騰落ランキングや個別株式の騰落率ランキングも示され、市場の様子が明らかになりました。

日経平均、歴史的大暴落…下げ幅はブラックマンデー超えの「4,451.28円安」となり、31,458.42円で取引を終了

2024年8月5日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

8月5日の日経平均株価は、前日比4,451.28円安の31,458.42円で取引を終了。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが0銘柄、値下がりが225銘柄となり、全面安となりました。

日経平均は、8月2日に発表された米雇用統計が市場予想を大きく下回りNYダウが610ドル安となった悪い流れを受け、約680円安で取引を開始。ドル円相場が一時141円台をつけるなど急速に円高が進んだこともあり、売りが売りを呼ぶ「パニック売り」状態に。

下げ幅は「4,451.28円安」で、1987年10月19日に米国株式市場が大暴落した「ブラックマンデー」の翌日に記録した3,836.48円安を超える歴史的暴落となりました。

日経平均の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉となり、これまで日経平均の上昇をけん引してきた銘柄が指数を押し下げました。

また、東証プライム市場の売買高は40億8,900万株、売買代金は7兆9,674.99億円となり、前日と比べて増加。

業種別で上昇した業界はゼロで、保険業、銀行業、証券業、非鉄金属、海運業の下落率が大きくなりました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がアバントグループ〈3836〉で+205円(+16.79%)の1,426円、2位がタキロンシーアイ〈4215〉で+102円(+12.86%)の895円、3位がリズム〈7769〉で+255円(+7.13%)の3,830円となりました。 

一方、値下がり下位は、1位が霞ヶ関キャピタル〈3498〉で-3,000円(-27.40%)の7,950円、2位が三井E&S〈7003〉で-300円(-26.25%)の843円、3位がgumi〈3903〉で-78円(-24.68%)の238円で取引を終えました。 

なお、年初来高値を更新したのは3銘柄、年初来安値を更新したのは1,056銘柄でした。