ホンダ「レブル500」の実走燃費を計測! 結果はいかに?

AI要約

ホンダ「レブル500」は、兄弟モデル「レブル250」と共有した車体、外装を持ち、エンジンだけ250ccクラスの水冷単気筒から、排気量471ccの水冷直列2気筒DOHC4バルブに載せ替えたバイクです。

燃費面では、2人乗りでの60km/h定地燃費値やWMTCの燃費値を比較し、レブル500とレブル250、さらにCBR400RやNX400との燃費値も検討されています。

実走燃費計測での結果や走行シーンなど様々な視点から、バイクの性能と燃費について詳細に検証されています。

ホンダ「レブル500」の実走燃費を計測! 結果はいかに?

 ホンダ「レブル500」は、兄弟モデル「レブル250」と共有した車体、外装を持ち、簡単に言えばエンジンだけ250ccクラスの水冷単気筒から、排気量471ccの水冷直列2気筒DOHC4バルブに載せ替えたバイク、ということになります。

 車体の長さ、幅、高さやホイールベースなど、車体の各部サイズも250と同じ。シート高すら690mmで変わりません。車重は250が171kg(Sエディションは172kg)に対し、500は191kgと20kgほど重く、エンジン形状の違いなのか最低地上高は250よりも9mm低い125mmとなっています。

 そうした前置きをしたところで、the「燃費」企画として気になるのは、やはりカタログ燃費データです。2人乗りでの60km/h定地燃費値は45km/lで、WMTC(クラス3-2)の燃費値が27.9km/lです。

「レブル250」と比較すると、60km/h定地燃費値が47km/lで、WMTC(クラス2-2)における燃費値が33.7km/lとなっています。

 クラス3-2と2-2ではテスト速度が異なるので同じ土俵では比較出来ません。では同系の400ccエンジンを搭載する「CBR400R」、「NX400」の燃費値とではどうでしょうか。

 2モデルに搭載される直列2気筒エンジンは「レブル500」と兄弟関係にあり、最高出力は34kWと同じ、最大トルクは500が43N.mに対して38N.mとなっています。

 車重は「CBR400R」と「レブル500」が191kgで同じ。「NX400」は196kgと5kg重くなっています。面白いのはその燃費値で、「CBR400R」、「NX400」の60km/h定地燃費値は41km/l、WMTCの燃費値は3機種ともクラス3-2なのでまったく同一のテストサイクルで計測しています。その燃費値が28.1km/lと、定地燃費値では500がリードし、WMTCの同じテストサイクルでその差は0.2km/lだけ400がリードするという状況で、実走燃費計測のthe「燃費」では面白い結果が出るかも……とワクワクしてきます。

 the「燃費」では、毎回同じルートを実走して燃費を計測しています。交通の流れに合わせたペースで走行し、休日のグループツーリングなどを想定して市街地、高速道路、ツーリング路と走行シーンは様々です。

 テスト時によって交通量は変わりますが、基本的に同じルートなため過去の記事で気になるバイクと比較することも可能です。記事内の距離、燃費データは車載のトリップメーター、計測区間で記録した平均燃費の値を紹介しています。