NY円一時、146円42銭 半年ぶりの円高水準

AI要約

ニューヨーク外国為替市場での円相場が急上昇し、約半年ぶりの円高ドル安水準に達した。

米景気減速の影響でFRBの早期利下げが観測され、円が強く推移している。

市場ではFRBが9月に利下げを行うとの見方が強まり、日米金利差の縮小を期待してドル売り円買いの動きが増加している。

 【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米景気減速に伴う連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測を背景に円が上昇し、一時1ドル=146円42銭を付けた。2月初め以来、約半年ぶりの円高ドル安水準。

 午後5時現在は、前日比2円93銭円高ドル安の1ドル=146円43~53銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0905~15ドル、159円82~92銭。

 朝方に発表された7月の雇用統計は市場予想よりも大幅に低調だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの見方が強まり、日米金利差の縮小を見込んだドル売り円買いの動きが加速した。