大手行、預金金利引き上げ 普通預金0・1%に 三菱UFJは17年半ぶりに「短プラ」も

AI要約

日銀が追加利上げを行ったことを受け、大手銀行各行が普通預金の金利引き上げを相次いで発表。また、三井住友信託銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行が新金利を適用することを発表。定期預金の金利も上げる方針。

一方、三菱UFJ銀行は短期プライムレートを17年半ぶりに引き上げ、優良企業に融資する際の優遇金利を変更する。これに伴い、変動型住宅ローンの金利が上昇する見通し。

大手行、預金金利引き上げ 普通預金0・1%に 三菱UFJは17年半ぶりに「短プラ」も

日銀の追加利上げを受け、31日、大手銀行各行は普通預金の金利引き上げを相次いで発表した。いずれも0・02%から0・10%にする。三井住友信託銀行は8月5日、三井住友銀行は8月6日、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は9月2日から、新金利を適用する。定期預金の金利も上げる方針を示している。りそな銀行も普通預金と定期預金の金利を上げる方向だ。

一方、三菱UFJ銀は優良企業に融資する際の優遇金利を示す短期プライムレート(短プラ)を17年半ぶりに引き上げることも併せて発表した。9月2日から0・15%引き上げて1・625%とする。今後、各行で短プラに連動する変動型住宅ローンの金利の上昇が相次ぐことが予想される。