自動車大手、最高益相次ぐ 円安追い風、HV好調 24年3月期

AI要約

自動車大手7社の2024年3月期連結決算が13日、出そろった。

歴史的な円安基調を追い風に、営業利益や純利益で過去最高を更新するケースが相次いだ。トヨタ自動車などは北米で好調なハイブリッド車(HV)も収益に貢献。各社は利益を開発投資などに充て、さらなる成長につなげたい考えだ。

13日に決算を発表したスズキは過去最高の利益を計上。主力のインドや国内で四輪車の販売が増加したほか、円安が800億円超のプラス要因となった。SUBARUは増収増益。26年末までにトヨタと共同で電気自動車(EV)4車種を開発する計画を明らかにし、大崎篤社長は「相互供給でリスクを軽減し、生産の柔軟性を確保する」と語った。