米スターバックスの第3四半期、利益が予想と一致 中国は低調

AI要約

スターバックスの第3四半期決算は、世界的に売上高が減少する中、利益は市場予想と一致した。

中国での競争激化により売上高が低下し、既存店売上高は減少傾向にある。

スターバックスは様々なキャンペーンを展開して顧客獲得に努めているが、通年利益の見通しは横ばいから1桁台前半との予測を維持している。

米スターバックスの第3四半期、利益が予想と一致 中国は低調

Juveria Tabassum Waylon Cunningham

[30日 ロイター] - スターバックスが30日発表した第3・四半期決算は、米国と中国で個人消費が低迷し、世界的に売上高が減少する中、利益が市場予想と一致した。

株価は年初からは22%下げていたが、通年見通しを維持したことから時間外取引で一時5%上昇した。

1株当たり利益は0.93ドルで市場予想と一致した。

カーネギー・インベストメント・カウンセルのリサーチディレクター、グレッグ・ホルター氏は「潜在的に懸念されていたほど(業績は)悪くはないと投資家は受け止めた」と指摘した。

同社は飲み物とクロワッサンのセットを5ドルで提供したり、金曜日に商品を50%値引きするなどのキャンペーンを展開している。

中国では地元コーヒーチェーンとの競争が激化し、既存店売上高は第2・四半期の11%減に続いて14%減となった。

売上高は市場予想の92億4000万ドルに対し、0.6%減の91億1000万ドルだった。

全世界と米国の既存店売上高は横ばいもしくは1桁台前半の減少率になると予想。通年利益は横ばいから1桁台前半との見通しを再確認した。