自動車国内生産1割減 8社計、認証不正響く 24年上期

AI要約

自動車大手8社が30日発表した2024年上半期の国内生産台数は前年比10%減の369万台で、ダイハツやトヨタ、マツダなどが操業停止や車種の生産見合わせで影響を受けた。

国内生産ではダイハツをはじめとする5社がマイナス成長となり、海外生産も3.3%減の816万台となった。世界生産は全体で5.5%減の1186万台となった。

6月の国内生産は前年比9.7%減の65万台で、トヨタ、日産、三菱自など6社が減少した。世界生産も12.3%減の193万台となり、特に中国や東南アジアでの販売低迷が影響した。

 自動車大手8社が30日発表した2024年上半期(1~6月)の国内生産台数の合計は、前年同期比10%減の369万台だった。

 昨年12月に認証不正の拡大が明るみに出たダイハツ工業で、一部工場の操業停止が継続。今年6月に新たに不正が発覚したトヨタ自動車やマツダも、一部車種の生産を見合わせたことが響いた。

 国内生産は8社中5社がマイナス。ダイハツが6割超の大幅減となったほか、トヨタ(単体)が8.2%減、マツダが11.4%減となった。ダイハツから一部車種の供給を受けるSUBARUは8.4%減。日産自動車は4.4%減だった。

 海外生産は8社合計で3.3%減の816万台。景気が低迷する東南アジアで販売不振に陥った三菱自動車が13.8%減となったほか、ホンダやトヨタもマイナスだった。国内外を合わせた世界生産は5.5%減の1186万台。

 同時に発表した6月の国内生産の合計は前年同月比9.7%減の65万台。トヨタや日産、三菱自など6社が減少した。中国や東南アジアを中心に落ち込み、世界生産は12.3%減の193万台だった。